「カメリナオイル」をご存じでしょうか?
まだ日本ではあまりなじみのないオイルですが、加熱をしても栄養素が壊れにくくスーパーオイルとも呼ばれるオイルです。健康にも美容にも良いカメリナオイルについてご紹介します。
カメリナオイルとは
カメリナオイルは北ヨーロッパ、米国北部、中央アジアが原産であり、アブラナ科の植物のCamelina sativa(カメリナ サティバ)もしくはfalse flax(偽亜麻)と呼ばれる種子から採れるオイルです。ヨーロッパではgold-of-pleasure(喜びの金)とも呼ばれるほど、豊富な栄養成分が含まれています。
古くはランプ用に用いられていましたが、最近では食用・化粧品・スキンケア製品・バイオ航空燃料への実用が進んできています。
カメリナオイルに含まれる栄養成分
オイルの大部分を占める脂肪酸は、不飽和脂肪酸のオメガ3:オメガ6:オメガ9=2:1:2と理想的なバランスで含まれています。
オメガ3とオメガ6は体内では合成できないため必須脂肪酸とされていますが、現代人は揚げ物やお菓子などに含まれるオメガ6を摂取しすぎている傾向にあるため、オメガ6の比率が少なくオメガ3の比率が高いオイルが理想的です。
オメガ3が豊富に含まれるオイルの代表格としては、亜麻仁油やえごま油がありますが加熱に弱く酸化しやすいというデメリットがあります。
カメリナオイルはオメガ3を豊富に含んでいますが、抗酸化物質であるビタミンEやβ-カロチンが多く含まれているため加熱調理してもオメガ3が壊れにくいという特徴があります。
カメリナオイルの使い方
食用として
非加熱調理
加熱調理 炒め料理など
化粧品原料として
化粧品表示名称はアマナズナ種子油です。
皮膚に対する柔軟性を与えるエモリエント効果があり、クリームやヘアケア製品などに使用されています。
弊社取扱いのカメリナオイル

カメリナオイルは一般的には海外で栽培・搾油・精製されているものが流通していますが、弊社取扱いのカメリナオイルは、栽培・搾油・精製まで日本国内で完結しています。
種子の栽培は山梨県北杜市で行われ、その後三重県伊賀市で搾油・精製されています。
カメリナオイルは健康や美容に良いオイルとしてぜひご記憶にとどめておいてください。
山桂産業株式会社は1946年創業の油(オイル)と蝋(ワックス)の卸問屋です。
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