ワイン、ビール、日本酒、ウイスキーなどの酒類やジュースなどの瓶入り製品において、他社との製品差別化をするための一つの方法としてボトルシーリングワックス(蝋キャップ・ワックスキャップ)をご紹介します。
他社との差別化はどのようにしている?

東京商工リサーチの第14回「地ビールメーカー動向」調査(2023年)によると、ビール大手メーカーとの製品差別化にあたり「独自の味」に注力していることが大半を占めていますが、「パッケージ(瓶や缶のデザイン)」が3番手に挙げられています。
第15回「地ビールメーカー動向」調査(2024年)においても、「宣伝・ブランディング」や「パッケージ(瓶や缶のデザイン)」に注力されているメーカーが多い傾向にあります。
(引用:東京商工リサーチ 第14回、15回「地ビールメーカー動向」調査)
味で勝負はもちろんのことですが、消費者が手に取るにあたり見た目という部分も重要な要素となり、見せ方でお客様の購買意欲も変わるのではないでしょうか。
ボトルシーリングワックス(蝋キャップ・ワックスキャップ)とは?
蝋キャップ・ワックスキャップとも呼ばれるボトルシーリングワックスは、耐熱ガラス瓶に封蝋をしたものです。
手紙に封をするために使用される封蝋(シーリングワックス)をボトルシーリングに使用すると、瓶を開封する際に粘着力が高すぎるためうまく剥がすことができません。
そこで、開封時に容易に剥がすことができるよう、弊社オリジナルのレシピでボトルシーリングワックス(装飾用)を開発しました。
また、酒類の味をまろやかにさせると言われる海底熟成において、海底熟成時に海水が瓶内に浸水しないようボトルシーリングワックスを施す方法が広く知られています。長期に渡る海底での熟成にシーリングワックスが耐えうるよう、耐水圧実験などで強度を確認済みのボトルシーリングワックス(海底熟成用)もご用意しております。




ボトルシーリングワックスの販売はステンレス容器に入った500gと1~4kgまで1kg刻みで容量を取り揃えており、カラーはノーマル・パステル・メタリック・パールベースで全36色をご用意しております。
ステンレス容器をそのままIHヒーター上で加熱してご使用いただくことが可能です。
瓶に装飾する方法
容器内で2~3回ほど瓶を上下させます
余分なワックスを落とし、一部だけが分厚くならないようにします
裾のワックスを垂らす場合は、瓶の底を机などに軽く叩きつけます。
1kgで50~70本
コルク栓、アルミキャップなどディッピングする部分の材質の違いや、液温でボトルシーリングワックスの厚みなどが異なるため、目安の本数より少なくなる場合もございます。
(もしできれば、試験管などで底にディッピングした写真)
アイデア次第で、瓶のキャップだけでなく底にディッピングすることでもおしゃれな見た目になります。
ボトルシーリングワックスで装飾したボトルや瓶を開ける方法
ワインボトル(コルク栓)の開け方

ソムリエナイフとワインオープナーを使い、そのまま開栓することが可能です

開栓後は瓶の口まわりにワックスが残りません

瓶に残ったシーリングワックスは引っ張って剥がすことが可能です

処分時は瓶とシーリングワックスを分別できます
ビール栓(王冠)の開け方

ワックスが厚い場合はソムリエナイフなどをご使用ください

開栓後は瓶の口まわりにワックスが残りません

瓶に残ったシーリングワックスは引っ張って剥がすことが可能です

処分時は瓶とシーリングワックスを分別できます
耐熱の瓶やボトルにボトルシーリングワックスを施すことで、きれいな見た目や高級感を添えることができます。また、1本1本手作業になるため同じものになることはなく特別感が増します。
皆さまの製品に付加価値をつける1つの選択肢としてボトルシーリングワックス(蝋キャップ・ワックスキャップ)はいかがでしょうか。
36色のご用意がございますが、ワインやジュースの色などに合わせたオリジナルカラーをご希望の際は、別途調色料が必要となりますが作成可能です。
山桂産業株式会社は1946年創業の油(オイル)と蝋(ワックス)の卸問屋です。
ECサイト「あぶら屋ヤマケイ」では多種多品目の油脂蝋を取り揃えてお待ちしております。