ラノリン LANOLIN
羊毛につく油脂(ウールグリース)を精製したものです。
水と交わる乳化性があり軟膏の基材や皮革製品の表面保護に用いられるほか、化粧品やヘルスケア製品などにも用いられます。
ラノリンは一般的に半ねり状ですが、粘度がありながらも液状となっているものもあります。液状のラノリンはサラブレッドの蹄に塗る「蹄油」としても用いられています。
当社では通常のラノリン、液状ラノリン、吸着精製ラノリン(ホワイトラノリン)をオンラインショップで小分け販売しているほか、水添ラノリン、ラノリンロウ、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸などの派生品もお取り扱いいたしますので、ご興味がございましたらお問い合わせください。
名称 | 外観性状 | ケン化価 | 融点(℃) | 主な用途 |
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ラノリン | 淡黄色~微黄褐色 軟膏様固体 | 95~107 | 37~43 | 化粧品 (非食用) |
吸着精製ラノリン | 白色~淡黄色 軟固体 | 85~107 | 30~38 | 化粧品 (非食用) |
液状ラノリン | 淡黄褐色 粘性液体 | - | 約14 (流動点) | 化粧品 蹄油 (非食用) |
水添ラノリン | 白色~淡黄色 固体 | 0~8 | 48~55 | 化粧品 (非食用) |
ラノリンロウ | 淡黄色~黄褐色 ロウ状 | - | 43~55 | 工業用原材料 化粧品 (非食用) |
吸着精製液状ラノリン | 淡黄色 粘性液体 | - | 25 (曇点) | 化粧品 (非食用) |
酢酸液状ラノリン | 淡黄色~黄褐色 粘性液体 | - | - | 化粧品 (非食用) |
ラノリン脂肪酸 | 淡黄色~黄色 固体 | - | 60~70 | 化粧品 (非食用) |
馬油 HORSE FAT
馬油は馬のたてがみ、尾の基部、あるいは皮下脂肪層から得られる脂肪油です。
皮膚への浸透性が良く、抗酸化作用にも優れています。
当社では、半練り状のものと半液状のものを取り扱っております。半液状のものは冬場は多少固まりますが湯せんをすれば融けます。
馬油を完全に飽和点まで水素添加しないで、不飽和部分を一部残して水素添加した「微水添馬油」もございます。
名称 | 外観性状 | ケン化価 | 融点(℃) | 主な用途 |
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馬油 | 白色 固体 | 190~210 | 30 | 基礎化粧品 ヘアケア製品 (非食用) |
微水添馬油 | 白色 固体 | 130~210 | 32~36 | 基礎化粧品 ヘアケア製品 (非食用) |
牛脂 BEEF TALLOW
牛の脂身から得られる脂肪です。
脂肪酸組成はパルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸で構成されています。
マーガリンやショートニングなどの食用に用いられるほか、石けん原料など工業用用途でも用いられます。
名称 | 外観性状 | ケン化価 | 融点(℃) | 主な用途 |
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牛脂 | 白色 固体 | 190~205 | 39以上 | 食用 |
バターオイル BUTTER OIL
こちらの商品についてはお問い合わせください。
名称 | 外観性状 | ケン化価 | 融点 | 主な用途 |
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バターオイル | - | - | - | 食用 |
豚脂 LARD
豚の脂肉から得られる動物油で、ラードとも呼ばれます。
ラードには、調整ラード(牛脂やパーム油などを混ぜて、融点を調整したもの)と純正ラード(豚脂100%)のものがあり、当社取り扱い商品は調整ラードとなります。
安価な石けん原料として用いられます。
名称 | 外観性状 | ケン化価 | 融点(℃) | 主な用途 |
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豚脂 | 白色~淡黄色 固体 | 190~200 | 43以下 | 食用 |
ミンク油 MINKOIL
イタチ科のミンクの皮下脂肪から得られる油を精製したものです。
皮膚に対する親和性がとても良い油で、化粧品用途に用いられます。
名称 | 外観性状 | ケン化価 | 融点(℃) | 主な用途 |
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ミンク油 | 無色~淡黄色 液体 | 190~210 | - | 化粧品(非食用) |
シカ脂 DEER FAT
名称 | 外観性状 | ケン化価 | 融点(℃) | 主な用途 |
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シカ脂 | - | - | - | - |
ヤギ脂 GOAT FAT
名称 | 外観性状 | ケン化価 | 融点(℃) | 主な用途 |
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ヤギ脂 | - | - | - | - |